★「腰痛」や「膝痛」は、原因を取り除けば一回の気功治療で完治しますが、癌は自分自身で導引養生功をして治すものです。
私は癌患者の個人治療は、基本的におことわりしています。
治す気のある人には気功教室に来るようにお伝えするのは上記の理由からです。
それでも気功教室に一回や二回来ただけで、効果がない!と言ってくる人は、癌と腰痛を混同して勘違いしています。
かくいう私自身も癌にかかりましたが、二度助かっています。
10年以上前のことですが、自分自身の舌の味蕾が、一個膨らんだ時楊枝の先で突いて痛みがないので舌癌だと確信しました。みるみるうち大きくなり紫色の塊ができたのです。
駒込病院の口腔外科の先生は見てすぐに舌癌と診断しました。
「気功して死んだら、それまで」と覚悟を決めて、気功と瀉血に尽力をしました。一ヶ月半経ち、外科手術して切りとりましたが癌細胞は見つかりませんでした。
病気を治す時に一番大切な事は、病気にしたのは自分自身で、他の誰の責任でもないことを自覚することです。
痛みのある時は、まだ治る可能性があります。痛みをとろうと努力すると癌を予防できるからです。
乳癌を二人個人治療しましたが、固いシコリを全力で指圧しても痛いと言いませんでした。
癌は、痛みの神経を殺してから増殖すると自分自身の経験でわかっています。
したがって「痛みのあるうちは、癌ではない」と、自分自身で打ち消して、人のせいにせず、努力をするべきです。
★また、メールにて、
「片野貴夫の気功治療で、これこれこれは治りますか?治った例はありますか?」と聞いてくる方もいます。
これについては、同じ病気であっても人の身体はすべて違いますし、病気に対する心の構えも人それぞれですので、症例はあっても参考にはならないと思います。
「通わないとダメですか?一回で治りますか?」等の質問も答えようがありません。
西洋医学も東洋医学も、文字の治療も、すべて薄皮をはいでいくように改善していくものです。魔法はありません。
とくに、個人治療を受けられる方は、「1回で治るものもあれば、3年かかって治った例もある」ということをご承知おきください。
人に治してもらうのでなくて、治すのは自分なのです。
(片野貴夫)